2020/11/6
テレワークに伴う個人情報漏えい事案に関する注意事項
令和2年9月23日、個人情報保健委員会より注意情報として「テレワークに伴う個人情報漏えい事案に関する注意事項」が公表されました。

紹介された事案として、以下の2例があります。
【事例1】
テレワーク中の社員がSNSで知り合った第三者からウィルスが添付された電子メールを受領したことをきっかけに、パソコンがウィルスに感染。社員が出勤後、パソコンを社内のネットワークに接続したことで、社内システムの情報が外部に漏えいした。

【事例2】
脆弱性があるVPN機器への不正アクセスにより社員の認証情報等が外部に漏えいした事例。

事例1については、そもそもVPN機器を使用していなかったようですが、事例2はVPN機器を使用していました。
これらの事例から、VPN機器を使用していたとしてもセキュリティの検証が必要であるということです。

今般のテレワークの利用拡大は、新型コロナウィルスの影響によるもので、突然、テレワーク対応を迫られた企業、管理組合も多いかと思います。

今後も一層テレワークの利用拡大が進む中、今一度、社内、管理組合内でテレワークの在り方、情報管理、漏えいリスクについて確認するとともに、管理体制の整備を行うことが望ましいと考えます。
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